自尊心について

自尊心というのは大事なものだけど、厄介なものでもあります。

謝るという行為は自分の成長になるものだと思います。そう理解していても、素直に謝ることができないときがあります。

自分にすべて責任があるときは謝れるけれど、少しでもそこに他人が入るとなかなか謝れなかったりします。

お客様に店の事情を説明しても、言い訳にしか聞こえないから、形式上で謝る。ということをします。

他部門の連絡ミスでレジが迷惑を被ったときに、自分の知識がないということにして謝るのは、自尊心が傷ついてしまうので、苦手です。というか、記憶の中では、そういった応対をしたことがないです。

お客様の前で店の事情を説明してもおかしくなるから、上辺の事実だけを伝えて謝る感じになります。

お客様のほうから事実を追求されたときは説明することはあります。

こういうところは、接客業に限らず、どんな職種でもありそうな気がします。

謝るという行為をすんなりできる方はすごいなと思います。

どうしても私は上手くできずに失敗することがあります。まだ心が幼いんだろうな。

「でも」や「だって」がどこかにいつもあるからだと思います。いつも何か言い訳

を考えて、自分を高いところに置いておきたいという自尊心がある。自分はすごい!とか、失敗なんてしない!とか、そういった等身大ではない自分を他人に印象づけたい。それは他人の評価で自分が生きていることを示していると思います。

自尊心ばかりを高めないで、等身大の自分を認められるようにならないと、ずっと心は晴れないのかもしれないです。

完璧なんてない。いつでも完璧という印象は、反対に自分を苦しめているのかもしれない。失敗はしない方が、迷惑をかけずに済むからいいけど、人生そんな簡単なものじゃないです。

今度失敗したときは、もっと素直に自分の行動を認めて、改めていくようにしたい。